●金属加工工場でのアルカリイオン水の適用事例
- 腐敗防止による環境対策
- 切削液等に夏場生じる腐敗菌を除菌・防臭し、快適な現場環境を改善
- 切削液の延命、タンク清掃の頻度を削減し、油剤、水の使用量を削減
- 加工能率向上、刃具寿命の延長
- 切削液に混ぜる事により冷却効果 を上げることができ、工具先端部の冷却性能を上げる事で加工条件のアップ、刃具寿命を延長できる
- 界面活性剤を使用しない洗浄
- 界面活性剤からアルカリイオン水のみでの洗浄に変更し、加温温度の低減も実現
- 残留物がないため、すすぎ工程が不要になる
- 水切れもよくなり、エアーブロー時間も短縮
- 洗浄液の腐敗防止により、タンクの清掃頻度削減
- 工場内の清掃
- 機械装置カバー等のベタベタや床の油汚れが無くなり滑らず安全
- 塗装ブースの塗装カス等粘着物質を薬品無しで分解。塗料カスが固化せず清掃が容易
- 防錆効果
- 鋼表面の薄い不働態皮膜により錆を生じにくくする
●清掃業でのアルカリイオン水の適用事例
- ①洗剤の代わりに使用
2度拭き不要で工程短縮
洗剤による清掃中の足を滑らせての転倒防止
調理場の界面活性剤の残留防止
●食品業界でのアルカリイオン水の適用事例
- ①工場内の清掃に使用
残留物もなく安全に油汚れを除去。 - ②機材の清掃に使用
安全にアレルゲンの除去。
●参考(工場でのアルカリイオン水の使用について)
工場ではアルカリイオン水の使用量も多くなるため、アルカリイオン水の生成装置を使用するケースがほとんどです。求められる仕様は以下の通りです。
①酸性の電解水が生成されない
排水処理を省くためにもアルカリイオン水のみを生成する構造が求められます。
②高いpHのアルカリイオン水が生成できる
洗浄用途では、洗浄力を上げるために高いpHが必要となります。また、希釈する際にも高いpHのアルカリイオン水を使用すると、少量でpHを調整しやすくなり、現場での取り回しを楽になります。
③塩素(Cl)を含まない電解質の使用
従来電解質として使用されていた塩(NaCl)は含まれる塩素(Cl)によって、錆を生じやすくするため、被削材への錆の誘発、装置が劣化しやすくなるという問題を引き起こします。そのため、塩素(Cl)を含まない電解質を使用することが望ましいです。